iPhone 4プレスカンファレンスまとめ-バンパーの無料配布を発表
iPhone4のアンテナ問題に関して、プレスカンファレンスが16日午前10時(米西海岸時間。日本時間は17日午前2時)に行われた。
この日会場では、ジョブズがYoutubeで見つけたという「The iPhone Antenna Song」を再生するというオープニングではじまった。
この動画を見せて、記者の力を抜く作戦か・・・という何を言わんとしているかがわかりずらいスタートだ。
(私が見た時点で4000回しか再生されていなかった動画をなぜ発掘したのだろう)
そしてジョブズが登場し「We’re not perfect. Phones aren’t perfect.」というスライドからスタートした。

まずはiPhone4に関するデータが紹介された。
- 3週間で300万台を突破
- 出荷数、EngadgetやWired、Consumer Reportで ナンバーワンの評価
- 顧客満足度は歴代iPhoneの中で最高
そしてアンテナ問題に関して説明
- 22日間、真の問題が何かを見極めるために問題に取り組んできた。分かったことを伝えたい
- iPhone4だけが特殊なのではない
- Blackberry Bold 9700、HTC Droid Eris、Samsung Omnia IIも同様の問題が起こる
- 電波が弱い場所で計測すると、ほとんどのスマートフォンで発生する
- どの携帯にもアンテナの弱点がある
- iPhone4は左下の溝の部分が弱点
- iPhone4はアンテナを外部にさらしたため、問題を再現しやすくしてしまった

返品率などのデータ
- アンテナや感度の問題をサポートに訴えたのはユーザーの 0.55%
- ATTへの初期出荷に対する返品率はiPhone3GSは6%、iPhone4は1.7%
- 3GSよりも切断率は高かった(数字は公開できない)
- 3GSと比較すると100回の通話につき+1回未満切断が多い
握って感度が落ちるのはどのスマートフォンでも発生する。実際に問題を訴えたのは 0.55%。また、3GSと比較して、通話の切断率は 100回につき1回未満しか増えていないことを強調。
「問題が存在するのは少数のユーザーだが、われわれはすべてのユーザーをケアしたい」ということで以下の発表。
バンパーを無料配布
- まずアンテナーバーの改善とExchangeのバグを修正をiOS 4.0.1で行った
- さらに、すべてのユーザーに無料でバンパーを送付する(バンパーによりこのアンテナ問題を回避できるため)
- バンパーは純正以外にもいくつかの種類から選択が可能(純正の製造は間に合わないため)
- 申し込みはウェブサイトにて来週より受け付ける
- すでにバンパーを購入した場合は返金に応じる
- 9月30日までに購入されたすべてのiPhoneが対象(10月以降は再度検討)
- それでも満足できない場合は30日以内なら手数料なしで返品可能
- 近接センサーの問題を次のアップデートで修正する予定
その他
- ホワイトモデルは7月末に発売
- 7月30日に、未発売の17カ国で販売開始
そしてこの日は「We love our users」と締めくくられた
ということで、バンパー無償提供という改善案がAppleから提示された形で終了した。
iPhone4は多くの人が満足しているのは事実だと思うが、アンテナの設計に関しては改善の余地があったのは確かだろう。
左下の溝が弱点であったことは非常にわかりやすく非常に再現がしやすかったため、多くの記事で過剰に取り上げられてしまったという側面があったかもしれない。しかし、「すべてをむき出しにしてしまった点」「左手で握った際に触れやすい箇所にあった点」は、改善すべきだった点としてあげられるのではないだろうか。
私自身は全体的な電波感度の向上を感じるので、トータルではアンテナ性能に関してはiPhone4は優れていると感じている。ただ、左下の溝の弱点が補われていればより完璧だったということになる。
次期iPhoneでは確実にデザインの何かしらの変更が施されるだろう。
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