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AmazonがついにKindleの予約販売を開始した。「Kindle Paperwhite」は11月19日、「Kindle Fire HD」「Kindle Fire」は12月19日に発売。Kindle Storeは10月25日に先行してオープンする。
(すでにKindleでの取扱書籍は確認できる)

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年内発売をジェフ・ペゾスが4月頃に公言してから、待ちわびた人も多いと思うが、ついに予約販売が開始された。
出版社との契約に苦戦していることが度々報じられてきたが、蓋を開けてみれば日本語書籍5万点という、先行するSony ReaderやKoboと大きな差はない状態でのスタートとなった。

Kindleの購入を検討するうえでいくつかポイントになりそうなことを以下にまとめた。

日本語書籍は5万点以上、Kindle Storeの使い勝手は“さすが”


日本語の取扱書籍数は5万点以上。うち無料書籍は1万点以上、コミックは1万5千点だ。先行するReader Storeが約67,900点(2012年10月19日時点)、koboが約65,137点(2012年10月24日時点)なので、現在の差は1万5千点ほどになる。
問題は点数ではなく質であるとも言えるので単純比較にすぎないが、この差が埋まるのは時間の問題なのではないかと思える程度の差だ。ざっと見た感じでは他の電子書籍ストアと同じような本が並んでいる。
ちなみにAmazonによると「オリコン週間ランキング入りしている書籍・文庫・漫画が最も多く揃っている」とのことなので「ニーズの多い書籍から揃える」という意志が感じられる。
しかし、洋書も読む人であればその差は圧倒的だ。Kindle Storeは140万冊の取扱いがあるので、他の電子書籍ストアは太刀打ちできないだろう。
すでにAmazon.comで購入した電子書籍もAmazon.co.jpのアカウントで引き継げるそうだ。

Kindle Storeの使い勝手は当然のごとくかなりいい。
紙の書籍の膨大なデータベースがあるので、目的の本がKindle版で取扱いがあるかどうかをすぐに確認できる。そのうえ、紙の書籍の価格を中古も含めて確認できるので比較したい人には便利だろう。

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他の電子書籍ストアは検索がおそまつなので、使い慣れたAmazonで本を探せるのは、あらためて優位性を感じる。
Kindleがネットにつながっていれば、Kindle Storeで本を購入した直後にダウンロードされるので、その点の使い勝手もかなり高い。

Kindleの取扱書籍

マルチデバイス対応は申し分ない


KindleはすでにiPhoneやAndroid向けにアプリを提供しているので、Kindle PaperwhiteやKindle Fireを購入しなくても、Kindle Storeで販売している本を読むことができる。この点は敷居の低さにもつながるので、強みの一つになるだろう。

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Kindle PaperwhiteかKindle Fireか


Kindleの端末の購入を決めた場合に、「Kindle Paperwhite」か「Kindle Fire」のどちらを購入すれば良いか悩むことになるだろう。
「Kindle Paperwhite」はE-inkを採用した6インチサイズのモノクロの電子書籍専用端末。Kindle FireはAndroidベースでAmazonが大幅にカスタマイズしたOSを搭載した7インチサイズのカラーのタブレット端末だ。Androidベースなので、アプリや音楽、動画なども楽しめる。

文字が主体の本を読むことがほとんどなのであれば、「Kindle Paperwhite」がおすすめだ。理由は読みやすさ、軽さ、バッテリーの持ちの良さがあげられる。
E-inkは電子ペーパーとも呼ばれるもので、反射光を利用して表示されるので紙と同じように見ることができ、目に対する負担も少ない。そして同じページを開いている分には電気を消費しないという特性がある。
重さはKindle Paperwhite Wi-Fiモデルが213g。Kindle Fireは400gなので約2倍となる。書籍は片手で持って読むことが多いし、常に持ち歩きたいものなので、重さは重要になる。
ちなみに、紙の書籍は文庫が250gほどなのでKindle Paperwhiteそれよりも軽いことになる。
バッテリーはWi-FIオフ時であれば8週間持つ。おそらくWi-FIをオンにしても、2週間に1度ぐらい充電しておけばバッテリー切れという事態にはまず遭遇しないと思われる。
「Kindle Fire HD」の場合は連続11時間なので、毎日のように充電が必要になるだろう。これは電子書籍専用端末としてはネックになる部分となる。

「Kindle Fire」はコミックや雑誌、図が多い書籍を読みたい場合に「Kindle Paperwhite」より良いが、iPadやAndroidタブレットでもKindleアプリは存在するので、あえて「Kindle Fire」を購入する理由が本当にあるかどうかをしっかりと見極めてから購入した方がよいだろう。
ちなみに「Kindle Fire」はAndroidアプリをインストールできるが、Google Playは利用できず、Amazon Appstoreからアプリを取得する形となる。

Wi-Fiモデルか3Gか


「Kindle Paperwhite」に決めた場合は、8,480円のWi-Fiモデルか12,980円のWi-Fi+3Gモデルかで悩むことになるだろう。
結論としては自宅でWi-FIを利用できるのであればWi-FIモデルで十分と思われる。自宅でWi-Fiを使えないのであれば3Gの方がよいだろう。
Kindleの3Gは契約などが不要で無料で使い続けることができるのが特徴なので、端末の差額である4500円が3G利用料と考えれば良い。ドコモの回線を利用しているので、大抵の場所で使える。
「どこでもすぐにダウンロードしたい!」ということであれば3Gを検討しても良いと思うが、買い替えなども考えると4500円は重くのしかかってくるので、Wi-Fiを使える環境にあるのであれば我慢した方がよいだろう。

というわけでいくつかのポイントをまとめてみた。私はしびれをきらしてSony Readerを購入したばかりなのでしばらくは様子見だが、やはりKindleはメリットが多いというのが感想である。

Kindle Storeの書籍であれば、小説はKindle Paperwhiteで。コミックや雑誌はiPadで。といった使い方が可能なので、このあたりの利便性も高そうだ。

クリスマス商戦を前に、いよいよ電子書籍端末が出揃ったといえる。果たして年末にどの程度電子書籍端末が普及するかが見物である。

Kindle Paperwhite
Amazon Digital Services, Inc - JP    価格:8,480円  評価:★★★★★


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Kindle Fire
Amazon Digital Services, Inc - JP    価格:12,800円  評価:★★★★★


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