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ソフトバンクが5月7日「SoftBank HealthCare(ソフトバンク ヘルスケア)」という、スマートフォン向けの新サービスを発表した。これはクラウド上にユーザーの歩数、距離、消費カロリー、睡眠時間などのデータを蓄積し、そのデータを基に健康上のサポートをするというものだ。これを月額490円で提供する。
この報道を見て、この分野はこれからかなり盛り上がりそうな予感がした。考えて見れば健康支援を切り口にしたウェブサービスはログを取るだけのものが多く、そこから健康をサポートするようなところまで発展しているものがなかった様に思う。これは、これからかなり熱くなる分野なんじゃないだろうか。

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すでにFitbitやUP by Jawboneが話題


ここ最近FitBitUP by Jawboneなどの活動量計が日本でも相次いで発売され、5千円から1万円程度とお手頃な値段も手伝ってにわかに盛り上がりつつある分野だが、これらはあくまでライフログサービスという印象だった。
歩数や消費カロリー、ものによっては睡眠時間までを計測し、このデータをスマートフォンと同期してサーバー上に蓄積することで、パソコンやスマートフォンでデータを閲覧できるようにするもの。
ほとんど身につけているだけで勝手に計測してデータを残してくれるだけでなく分析までしてくれるのがいい。すでに提供されているスマートフォンのアプリなどとも連携できるのもいい。

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スマートフォンでログの計測と閲覧が楽になった


私はまだこれらの商品に手を出していないのだが、データを取ることにはかなりの有用性を感じている。
実は最近「太ったね」といわれるようになった上に、持ってるスーツのズボンが入らなくなるという人生初の自体に遭遇したという事情もあって、ゆるいダイエットをはじめたのだが、スマートフォンのアプリでログを取りながらダイエットをしている。
やっているのは、歩数の計測と、体重の記録、あとは腕立て、腹筋など筋トレの記録。これらをすべて別々のアプリで記録しているのでデータはバラバラだが、歩数と筋トレはスマートフォンを持ちながらやるだけで計測でき、体重の記録も簡単に残せるのでほとんど手間なくこれらのデータが残せて、日々の達成感や推移などを見て楽しさを感じながら行えている。

余談だが、自分が太りだしたのはフリーになって家で仕事をすることが増えたせいなので、あきらかに運動不足だったのだが、歩数計を使い出してから家から出ないときの動いてなさに驚愕した。
いまは最低1万歩を基準にしてるのだが、1日家を出ないでいると500歩程度しかいか歩いてない。一万歩あるいても200kcalぐらいしか消費しないので500歩だと10kcalぐらいしか消費してないということなので「そりゃ太るわ」なって話だ。同じ境遇の方は是非お試しを。

ソフトバンクが提供する「SoftBank HealthCare」


で、ソフトバンクのサービスに話を戻すと、まずは「Fitbit Flex」というリストバンド形式の製品をサービスの一貫で提供する。「Fitbit Flex」をつけるだけで日々の活動量や睡眠を計測してくれて、以下のサポートメニューが提供される。

  • ヘルスケアバランス
    「Fitbit Flex」で計測した活動量などに基づき、5つの指標(体力・抗エイジング力・意識力・継続力・美力)で体の状態を分析します。
  • タイムマシン
    「ヘルスケアバランス」の指標と、あらかじめ登録いただいたお客さまの顔写真を基に、独自エンジンで将来の顔を予測して表示します。
  • 電話での無料健康相談
    健康、ダイエットなどについて、看護師、栄養士、医師などの専門家に通話料無料で365日24時間ご相談いただけます。
  • 睡眠計測
    「Fitbit Flex」を着けて寝るだけで眠りの状態(時間/サイクル)を測定し、グラフで表示します。
  • チャレンジ
    「めざせ3日間で10km」など運動を促すイベントを用意し、目標を達成するとギフト券などが当たるくじに使用できるコインがもらえます。
  • フレンド
    友達を登録して活動記録をシェアすることで、楽しみながら生活習慣を改善できます。

ログを5つの指標で分析してくれるところや、未来の顔写真を予測してくれるだけでも面白いが、このサービスの新しいところは月額課金制で製品を提供し「電話での無料健康相談」を付けたところだろう。
実際に電話するかどうかはさておき、このサービスを利用することで、健康を管理することができると感じられる点が大きいと考えられる。
これは健康に不安を覚える層が、それを解消する為のとっかかりとしては最適なのではないだろうか。ログを残すだけでは意味が無いと感じる層にも響くだろう。

高齢大国日本にとってこの手のサービスの需要がますます高まるのは想像に難しくない。スマートフォンの普及や、製品の小型化+低コスト化によって、これらのサービスが普及しやすい段階までにすでに環境が整ってきており、あとは有用性のあるサービスを如何に構成できるかということになるだろう。

私自身、いままでライフログサービスという文脈でしか捉えていなかったが、健康サポートサービスというもう一つ上の段階のサービスとして捉えると、2013年の後半以降はこの手のサービスが盛り上がる可能性をより一層感じられる。
まだまだサービスとして発展の余地があるだろうし、実例も少ない段階なので今後さらに洗練されたサービスが生まれていくだろう。

日本では、スマートフォンと連動できる体重計や歩数計を提供しているPanasonicあたりが、もっとわかりやすくパッケージ化されたサービスを提供すればシェアを獲得できる実力を持っていると思うのだが。今後なにか動きはあるのだろうか。



スタートアップ系もどんどん出てきそうな予感もする。とにかく今後が楽しみに分野だ。

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