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Appleは9月1日(米国時間)、サンフランシスコのYerba Buena Centerにてプレスイベントを行い、iPodの新ラインナップ、iTunes10、iOS 4.1、iOS 4.2 for iPad、新型Apple TVの発表を行った。



この日、9月1日の10時(米国時間)から行われたプレスイベントは、Appleのサイトにて6年ぶりの生配信が行われ、Apple製品を持つユーザーなら誰でも閲覧することができた。とても高画質でおおよそ安定していたが、中盤以降に度々回線が途切れる場面もあった。

イベントの最後にはCOLD PLAYのクリス・マーティンが1人で登場し、3曲を披露した。

それでは、イベントのポイントをまとめてお送りする。

iPodシリーズ刷新、iPod nanoはマルチタッチスクリーンを搭載


この日の発表の主役は新しいiPodシリーズの発表である。
「iPod shuffle」「iPod nano」「iPod touch」が大幅に刷新された。以下に特徴を紹介する。



iPod shuffle


3代目で排除されたクリックできるコントロールパッドが前面に復活。
曲名やアーティストの名前などを読み上げるVoiceOverも引き続き搭載。

色は5色展開で値段は4800円。

iPad nano


さらに小さくするために、ホイールを無くし、マルチタッチが可能なタッチスクリーンを搭載。

  • 46%小さくなって、42%軽くなった。

  • VoiceOver、Genius、FMラジオ、歩数計を内蔵

  • 24時間再生可能

  • iPod shuffleのようにクリップも付いている


色は7色展開で、値段は8GB 13800円、16GB 16800円。

iPod touch


最もインパクトの大きかったのがiPod touchだ。いままでiPhoneとの大きな違いとなっていた、カメラがiPod touchに初めて搭載された。

  • さらに薄く、7.2mmの薄さに

  • Retinaディスプレイ

  • カメラを2つ搭載、FaceTimeが可能

  • HDビデオ撮影やiMovieによる動画編集が可能

  • A4 プロセッサ搭載

  • 3軸ジャイロスコープ+加速度センサー

  • iOS4のマルチタスキングやフォルダー機能ももちろん使える


ここまでアップグレードしたら、携帯会社と契約しなくてよいiPhone4と言ってよい感じだが、違いといえば3G回線を利用したGPSが利用できない点と、フラッシュが付いていない点だろうか。

ちなみに、標準搭載のマップアプリケーションは既知の近接Wi-Fiネットワークへの距離にもとづいた情報を使っておおよその現在位置を表示することはできるようだ。(あまり期待しないほうがいい機能だが)

色は1色で、8GB 20900円、32GB 27800円、64GB 36800円。


新しいiPodシリーズは今日(9月2日)から予約可能。

音楽のソーシャルネットワーク「Ping」が登場、iTunes 10を発表


アメリカではすでにダウンロードが可能なiTunes 10だが、その最大の特徴は「音楽のソーシャルネットワークPing」が加わったことだ。



Pingは音楽に特化したソーシャルネットワーク。これがiTunes10に内蔵される。

Pingは自由に友だちをフォローしたり、友だちとのサークルを作る事ができる。フォローの概念はTwitterと近いものがあるようで、フォローされるのを承認制にするかどうかは設定で変更することができるようだ。

音楽に対する、考えや意見を投稿する事が可能で、オリジナルの曲リストやアルバムチャートを作ることもできて、近くのコンサートの情報が表示されたり、Facebookのようにイベントへの参加表明をすることができる。

アーティストをフォローすることもでき、アーティストのビデオやコメントを閲覧することができる。

iTunesは23カ国の1億6000万人のユーザーによって使われているとのことなので、大きな市場を持つソフトウェアに標準搭載されるソーシャルネットワークが誕生することになる。

「Ping」に関してはその可能性を別の記事でも触れたいと思う。

iTunes10をインストールすることで利用可能になる。
http://www.apple.com/jp/itunes/ping/

11月にiPadのためのiOS4.2が登場


まずは来週にiOS 4.1がリリースされることを発表。

変更点は以下の通り。

  • バグフィックス(iPhone3Gのバグなど)

  • HDR撮影機能(High Dynamic Range photos)

  • WiFiでのHD動画アップロード機能

  • TV番組レンタル(米国のみ?)

  • Game Center


HDR撮影とは、写真を撮影する際に、3種類の露出で撮影し、それらを合成紙きれいな写真を作成する機能。しかもHDR版と通常版どちらも保存してくれる。



これは面白い機能で、なかなか使えそうだ。HD動画をアップできるようになるのもかなり嬉しい改善だ。

「Game Center」は通信対戦などが楽しめる、ソーシャルゲームプラットフォームだ。

そしてiPad iOS4.2



  • iOS4の機能(マルチタスクやフォルダー機能などが使用可能に)

  • ワイヤレス印刷機能

  • AirPlayという新しい機能が搭載


AirPlayはiTunes 10をインストールしたMacやPCに、Wi-FiやEthernet経由で音楽、映像、写真をストリーミング配信できる機能で、AirPlayに対応したスピーカーDockやアンプに配信することもできる。AppleTVに動画を配信する機能もあり、iPadで見ていた動画の続きを、AppleTVで見る事が可能になるようだ。

リリースは残念ながら11月の予定。

日本にはまだ来ない「Apple TV」


このイベントの目玉とされていた新型Apple TVは「one more thing」ならぬ「one more hobby」として発表された。



その特徴は以下の通り

  • サイズは従来機の1/4

  • 映画、テレビ番組、音楽が視聴できる

  • すべてHD画質

  • 視聴する動画はすべてレンタル、購入は出来ない

  • PCの動画や、iPadの動画をApple TVで見る事ができる

  • 新作映画は4.99ドル、テレビ番組は99セント

  • NETFLIX、YouTube、Flickr、mobile meのサービスと連携する

  • テレビ番組はまずは、「abc」と「FOX」の番組が見れる。今後どんどん増えていく


残念ながら、最初の販売国には日本が含まれていなかった為、日本での販売は未定である。

今回の発表、iPod touchの大幅な改良と、音楽のソーシャルネットワーク「PIng」登場のインパクトが大きかった。あとはiPadのiOS4.2へのバージョンアップ、11月とまだ先だが非常に楽しみだ。

Apple TVはテレビ番組が99セントで見れるという恐ろしい価格設定だが、Appleがかなり努力した結果だと思われる。テレビ番組に関して言えば、日本もこれぐらい強引にやってくれる存在が現れて欲しいものだ。

生中継された、Appleイベントの動画は以下から確認できる
http://events.apple.com.edgesuite.net/1009qpeijrfn/event/index.html

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