これからは副業を認める柔軟性のある会社が優遇される時代へ

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最近、ノマドというキーワードで自由な働き方が注目されつつある。これに関して「社員 vs ノマド」というような形で極端な形で議論されることが多い。おそらく、この背景には「自由な働き形」=「社員として本業に専念するか、会社を辞めて独立するかの二者択一」という現実があるのではないだろうか。

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そんな中、こんな記事を紹介したい。以下は小説家を目指すケースに関する記述だ。
社員も仕事を掛け持ちする時代 : アジア+ノマド。

多くの会社は、週に5日みっちり働くことが当たり前になっている。
おまけに殆どの会社は、副業を禁止している。
会社で働くか、小説を書くか、どちから一方だけを選択することを迫っているのだ。
そして、どちらか一本で勝負することがよしとされ、どこかで「会社を辞める決断」をするということになる。

このように、極端な決断を迫られるケースは多い。将来を見据えて取り組みたいことが見えてきたとしても、会社に働きながらでは実現が困難であることが多いのだ。
私自身も、自分が取り組みたいことをするために会社をやめたのだが、会社に働きながらでは拘束力が強すぎて困難と判断した。
会社を辞めてしまうというのは、結構ハイリスクではあるし、なかなか万人に勧められることではない。やはり、副業もしくは将来のための勉強をする時間を本業以外にしっかりとれることが多くの人にとっては望ましいだろう。会社に所属しているからこそできるスケールの仕事もあるので、やめたくない人も多いだろう。

本業に集中していれば良いという時代ではない

しかし、終身雇用制という言葉は現在の若者にとって現実的でない制度だ。会社の指示にしたがっていれば、一生安心して働き続けられる時代というのは過去のものになっている。
しかも現在は、様々な情報が溢れている。以前は会社がいい意味でも悪い意味でもマインドコントロールができたが、現在はそうはいかない。ちょっと足を伸ばせば外の空気に触れることができる。「自分の会社がちょっと遅れている」と感じてしまうこともザラだろう。
そんな中で、将来自分が職に困らない為に、様々なことに考えを巡らせることになる。当然、「いまは不可欠でも将来性のない仕事」というのはあるもので、会社に属している以上、そのような仕事につくこともある。将来性はないとしりつつも「必要だから」と業務に励むが、「いまは優遇されても、将来どうなるかわからない」という不安に直面することになる。
結局、どんなに会社に尽くしても、将来において必要なスキルがない人材は、解雇されても文句はいえないのがいまの時代だ。だから自分自身で将来を描いて、必要なスキルを習得しておく必要がある。
そうなったときに、「自分が伸ばしたいスキル」=「会社で得られるスキル」が一致することはなかなか少ないというのも現実だ。
何かに注力するということは、専門性を高める早道になることは確かだろう。ただし、時代の変化が激しい現代にとって、それは個人にとってのリスクになりつつある。
「いやいや、普遍的なスキルが磨ける」という意見もあるだろう。しかし、「普遍的なスキル+α」が必要な世の中であることは説明するまでもないだろう。
これからは、自分が磨きたいスキル、自分が取り組んでいきたいことを会社側が柔軟に受け入れることができる。そんな会社のニーズがますます高まっていくだろう。
本業だけに拘束させるのは会社側のエゴになりつつある。企業もそろそろ動き出したほうが良いのではないだろうか。
Photo/chrismeller on Flickr

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Author
Web制作会社にデザイナー、ディレクターとして従事後、フリーを経て、現在は株式会社プレイドに所属。