コンテンツ産業は一刻も早くクラウド化へ進むべき

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なんだか人生の第二次映画ブームみたいのがやってきたようで、AppleTVで映画をあさったり、最近ではスカパーの映画チャンネルを複数契約して、気になる映画をひたすら撮り溜めたりしている。そんなことをしているうちに感じたことを思うままに書き綴りたい。

dvd

私は映画が急にみたくなることが多いのだが、見たい映画はその時の気分によって変わってくる。なので「映画は見たいが手元にあるものは見る気にならない」ということがよくあって困っていた。
そんなこともあり、最近だと映画を見たくなったら「AppleTVで見たい映画を探して見る」ことが多くなっていた。
1つ問題になったのが、AppleTVは1000本程度しか映画を扱っていないので、すぐに品揃えに物足りなくなってしまったことだ。(ちなみにプレステ3やXbox360で提供されているビデオオンデマンドサービスは100本程度なので、これでもAppleTVが圧倒的な品ぞろえ・・・)

スカパーで映画を撮りためておいて、見たい時にみる

それで、最近スカパーをHDに切り替えたことを契機に「スカパー対応の録画機能付きチューナー」+「2番組同時録画に対応したアンテナ」を購入した上で、映画チャンネルを複数契約して気になる映画は全部録画して撮りため始めた。
それで週末などにストックの中から一番気分にあった映画を探してみるようになった。
そんなことをしていてあらためて思ったのは、映画はDVDではなくHDDで管理したほうが断然いいってことだ。何がいいって見たい映画を探すときに、DVDを格納してる棚から探すよりは、TV画面上の一覧から探した方が早いし一覧性が高い。DVDをセットしたり探したりする手間もいらないので楽だ。
ただ、スカパーで撮りためるのは安上がりで便利なのだけど、HDDの容量に限界があるので、やはりクラウドで都度映画をストリーミング再生できたほうが便利だ。
実際、スカパー対応の録画機器はパナソニックの320GのHDDを購入したが、すぐに容量がいっぱいになってしまったので、HDDが入れ替え可能なRECBOX HVL-AVRを追加で購入する必要があった。こちらも1ヶ月程度で半分ぐらい容量が埋まってしまった。普通の人はここまでやらないだろう。

AppleTVよ、はやく普及してくれ

なのでAppleTVがもっと品揃えを豊富にしてくれるのが一番理想的だと思っている。昔は所有したいと思うことが多かったが、いまは手元におくよりはレンタル料を毎回払ってクラウド上にある膨大なストックから見たい映画を見たほうがよっぽど便利だ。
先日発売されたばかりの「ソーシャル・ネットワーク」は本当に好きな映画なのでブルーレイを購入した。(ブルーレイは映像がきれいなので最近はDVDよりもこちらを選ぶ)
ところが、Amazonで1ヶ月以上も前から予約していたのだが、もはや我が家では恒例になりつつある「予約しても発売日に届かない」という状況だった。映画館で見て以来、一刻も早くもう1度見たかったので「買いに行けばよかった」と少し後悔した。
そんな中、iTunes Storeにもソーシャル・ネットワークが登場していることを知った。早くみたくて悶々としていたのだが、ブルーレイを買っといてiTunesで買うのはどうかしてると思いつつ、我慢ができずにiPad閲覧用にすることを理由についダウンロード版を買ってしまった。
買ってからダウンロードし、すぐに再生が可能だ。改めて便利さに感動した、ブルーレイが届く前に映画を楽しんでしまった。

クラウドに向かえばコンテンツがもっと自由に楽しめる

いまは日々の生活の中で「何に時間を使うか」という選択肢は無数にある。そんな中で映画が選ばれるには、利便性がかかせない条件になってくるのではないだろうか。そうでないといつでも手元にある、インターネット上のコンテンツが選択肢として優ってしまうだろう。
「レンタル屋に行く手間」「買いに行く手間」、それらが機会を損失させてしまうのではないだろうか。
実際「手元に見たい映画がないから、他のことをしよう。」私自身、このように考えることが多くなっていた。選択肢はいくらでもあるのだ。
既存のビジネスモデルが崩壊してしまうとか、中抜きによる雇用への影響だとか、問題はたくさんあるのかもしれないが、日本のコンテンツ産業が盛り上がっていくためには、「コンテンツを選択してもらいやすい環境」に出来る限り対応していかなくては、産業全体が縮小していかざるを得ない状況なのではないだろうか。
映画を楽しみたい人はきっとたくさんいる。ただ、選択しとして選ばれなくなっているだけなのではないだろうか。個人的に映画ブームが再来したのも背景に利便性が高まったことがあげられると思う。それでもまだ物足りない。本当に皆が見たいコンテンツが流通する未来を築き、コンテンツを楽しむ文化を絶やさないためにも、手遅れにならないうちに新たな段階に進むことを期待したい。

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Author
Web制作会社にデザイナー、ディレクターとして従事後、フリーを経て、現在は株式会社プレイドに所属。