FacebookよりTwitterに近い?Google+のストリーム機能8つの特徴

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Facebook vs Google+という構図が一般的に語られるところだが、私がGoogle+を触ってみて感じたのは、むしろTwitterを強く意識して開発されたものなのではないかということだ。

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Google+のストリームが持つ特徴は、Twitterをベースとして設計し、Facebookの良い点を取り入れて出来上がったものであるように見える。
もしかしたらGoogle+は、まずTwitterのポジションに狙いを定めたのかもしれない。そんなことさえ考えてしまうストリーム機能の8つの特徴を紹介しよう。

1. ストリームにはすべてのサークルの投稿が時系列に表示される

Google+にアクセスすると、まず表示されるのが「ストリーム」だ。これは、Twitterでいうタイムライン、Facebookでいうウォールにあたる機能だ。

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このストリームはサークルごとに見ることもできるので、Twitterのリストのような感覚で友人の発言を確認することができる。
表示順はTwitterと同じく、時系列に並ぶ。いまのところFacebookのエッジランクのような独自なアルゴリズムはないようだ。

2. フォローするのに承認がいらない

Facebookと違い、誰かをサークルを入れる際に承認は必要ない。つまりTwitterのように自由にフォローすることができる。
発言する際に、その対象として「サークル」や「ユーザー」を指定できるが、「一般公開」も指定することができる。この一般公開の発言は、フォローしたすべての人が閲覧できる形となる。

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「一般公開」の発言は検索結果にも表示されるので注意が必要だ。

3. 投稿する対象の指定が簡単

サークルはTwitterでいうところのリスト機能。リストに登録したメンバーのみを対象とした発言が簡単にできるようになっている。(投稿時にリストから選択するだけ)

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Facebookもリストに登録したユーザーを対象にした発言が可能だが、その手順が面倒なうえわかりにくいので、公開する対象を指定することを前提としたGoogle+の方がその点は優れている。
(おそらくFacebookもこの点はすぐに真似してくると思うが)

4. コメントは投稿に紐づき、「いいね!」ボタンもある

Twitterで最近もどかしく感じるのが、良いツイートに対して「いいね!」を押したかったり、コメントをしたいのだけど公式RTだと短くなるし、リプライするのも直接的すぎてなんだか気が引ける・・・とか考えてたら、そのままスルーしまうケース。
Google+は「いいね!」を意味する「+1」ボタンが各投稿に付いており、コメントした際も各投稿の下に表示される。

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ちなみに各投稿に付いている「+1」ボタンは「ストリームの+1」といい、ウェブサイトに設置されている「+1」ボタンとは異なるものだ。
「ストリームの+1」を押すと、その投稿に「+1」したことが表示されるようになるだけで、Facebookの「いいね!」と同じような挙動となる。
ちなみに「ウェブの+1」ボタンを押した情報は「+1タブ」に記録されるが、「ストリームの+1」ボタンを押したものは記録されない。

5. 非公式RTみたいなことができる

投稿に対してコメントする以外にも、「この投稿おもしろいよ!」という感じで広めたいときに使える「共有」という機能が用意されている。
共有を選んだ場合は、Twitterの非公式RTみたいな感じで、コメントを上部につけて共有することができる。

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「テストを共有」の部分が共有時につけたコメントだ。

6. 動画はその場で再生可能、写真は大きく表示される

共有された動画はストリーム上で再生することが可能だ。

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表示されるサイズも、写真・動画ともに大きめのサイズで表示されるので、視認性はかなり高い。

7. 長い投稿は折りたたまれる

Google+は投稿する際に文字数に制限はないようだ。
Twitterは140文字の制限があり読みやすいが、内容が入りきらなくて不便な時がある、Facebookの場合は長文も可能だが420文字以上はノートとして投稿され、内容の視認性は落ちる。
Google+はその間をとるような特徴を持っており、長い発言は折りたたまれて表示されるようになっている。

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発言が長い場合は「この投稿を展開」と表示され、投稿が折りたたまれる。
ただ、折りたたまれる文字数が少なくとも400文字を超える場合なので、もう少し短い文章を折りたたんでも良いように感じる。

8. サイトを共有した際はFacebookのような表示になる

サイトのアドレスを共有する際には、Facebookと同様にタイトル、サムネイル、リード文が表示されるので、遷移先の内容がわかりやすくなっている。

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以上が、Google+のストリームの特徴だ。私はTwitterを発展させたものであるように感じた。
Twitterはより多くの人とつながることに優れていて、ネットの魅力を凝縮したサービスと私は思っている。他にない特徴的な部分として、フォローを気軽にする文化や、気軽にリプライを飛ばせる点、基本的に一般に公開される点があげられる。
Google+がどのような方向に向かおうとしているかはまだわからないが、気軽にフォローできる気軽さを持ちつつ、クローズドなやり取りも簡単にできるとなれば、なかなか面白いサービスなのではないだろうか。
ただし、私自身もそうだがTwitterとFacebookの組み合わせで満足している人も多いのではないだろうか。その中で、Google+を日常的に利用してもらうのはなかなかハードルの高いことは事実だ。
そして、TwitterのようにAPIを公開して、サードパーティ製のアプリが開発できる環境を提供し、使い勝手の良いアプリを早急に登場させる必要があるだろう。
Googleはこの障壁を突破することができるだろうか。Googleならではの突破口が考えられるが、その話に関してはまた別の機会にまとめたいと思う。
Google+の各種機能についてはヘルプセンターで詳細に解説されているので、不明点はチェックしてみるとよいだろう。
Google+プロジェクトヘルプセンター
http://www.google.com/support/+/

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Author
Web制作会社にデザイナー、ディレクターとして従事後、フリーを経て、現在は株式会社プレイドに所属。