mixi衰退の理由はコミュニケーション・インフラの座を奪われたから

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mixi衰退の理由が「人間関係に飽きたから」という記事を見て、反応せずにはいられないので、ざっと私の考えを述べたいと思う。

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こちらがその記事。
SNS衰退の理由を考えるとどうしても「人間関係に飽きた」に行き着く
まず、「人間関係に飽きたから」という側面が100%ないとは言い切れないが、それは重要なポイントではないことは言い切れる。
SNSは結局のところコミュニケーション・インフラとしての役割が一番重要で、日常的なコミュニケーションを取るうえで、一番利用しやすいSNSが生き残っていくと考えるべきである。
つまり、mixiはインフラとしての魅力が薄れ、いまの状況に陥っているということだ。


この観点でみれば、SNSの役割分担は以下のような住み分けができつつある。
・気軽に発信する、ゆるくつながる「Twitter」
・日常的なコミュニケーション「Facebook」
・プライベートなコミュニケーション「Line」
・ソーシャルゲーム目的「GREE」「モバゲー」(特殊事例:ゲームのついでのインフラ)
では、mixiは現状どのような立ち位置なのか。
「古い友人とのコミュニケーション・インフラ」
こうなるのではないだろうか。
mixiの笠原氏はここのところ自らの立ち位置として「プライベート・グラフ」を強調しているが、FacebookのグループやLineとそのポジションは重なってしまっており、そのポジションを確立するのは困難な状況といえる。
では、なぜmixiはコミュニケーション・インフラの座を奪われてしまったのか?1年以上前になるが、このあたりの話を長々と展開した記事もあるので、読んでいただければ言わんとしていることがより伝わると思う。
これからのSNSに相応しいのはmixiかfacebookか、SNSは何の為に利用するのか
Facebookが「人間関係に飽きた」ことで使われなくなることはないだろう、Facebookが衰退するとしたら、より最適なコミュニケーション・インフラが登場したときだ。

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Author
Web制作会社にデザイナー、ディレクターとして従事後、フリーを経て、現在は株式会社プレイドに所属。