Google、リアルタイム検索専用サイトを公開、使えそうな4つの理由

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Googleがリアルタイム検索専用サイト「Google リアルタイム検索」を公開した。以前は、Googleの通常の検索結果の一部として表示されていたが、今回は新たに「リアルタイム検索」専用のサイトが用意されたため、利用用途がかなり広がっている。

このリアルタイム検索は、「Twitter」「Facebook」「Googleバズ」などをはじめとした以下のサービスが対象になっているが、いろいろ検索してみたところ、現状はTwitterばかりが表示され、たまにFriendFeed、Googleバズが混じっているような感じだ。

日本語だけかと思い言語を英語に切り替えて試してみたが、Facebookが少し見受けられただけで、日本語の場合とそれほど差がなかった。現状ではTwitter以外はうまく取り込めていないのかもしれない。
しかし、「Gooogleリアルタイム検索」はなかなか使えそうなサービスだと思っている。その理由を以下に紹介させていただきたい。

1.日本語の検索結果の精度が高い

Twitterは独自の検索エンジンである「Twitter Search」を提供しているが、現在の最大の問題は日本語をうまく検索できない点にある。これはTwitterのよくある質問に「日本語の検索がうまく動いていないのはなぜ?」という項目がありTwitter社自身も「満足いただけるレベルに達していない」と認めている。Twitterによると「特に長い単語や、漢字とカタカナが混ざっている場合等に反映しない場合が多い」とのことだ。
Twitterも改善を続けていると思うが、現時点ではGoogleの日本語認識力にかなりのアドバンテージがあることは確かだ。
実際にいくつかのキーワードで検索してみたところ、いずれもGoogleリアルタイム検索の方が多くヒットする結果になった。

2.Twitterよりも長い期間を遡れる

Twitterの検索では4日前までしか遡れないのに対して、Googleリアルタイム検索は2010年の2月まで遡ることができるようだ。4日前までしか見れない事はとても短く感じていたので、これは大きいポイントである。
長期間調査できることで、Twitterにおけるキーワードの傾向を調べる上でも有効なツールになるだろう。

3.地域を絞り込む事ができる

検索結果を地域で絞り込む事ができる。絞り込むには左側のメニューにある「場所を指定」を利用する。いまのところ英語表記で都道府県までは検索が可能のようだ。例えば「Tokyo」「Osaka」などが可能で、「東京」などはNG。
これにより、イベントが開催されている際に現地からのツイートに絞り込んで表示したり、地域毎のクチコミをチェックすることができる。これはかなり使える。

4.検索結果から多くリンクされているサイトを表示

検索結果に多く共通のリンクが含まれている場合は、右側に「トップ リンク」という名称の項目でリンク先の一覧が表示される。これにより、多くクチコミされているニュース記事などをすばやくチェックすることができるようになる。

その他ちょっと良いポイント

  • 結果に含まれるリンクはリンク先のタイトルを表示してくれる
  • 画像を含む結果だけを表示することができる
  • 自動で結果を更新してくれるので、最新情報が次々と見れる

望む改良点

  • 検索の対象サイトを指定可能にしてほしい指定可能。詳しくは下記
  • 期間の指定をカレンダーから選択するなど、ダイレクトに飛べるようにしてほしい
  • 検索対象の言語を切り替えられるようにしてほしい

追記:「検索の対象サイトを指定可能にしてほしい」と記載していたが、この記事のコメントで「指定可能」であることを教えていただいた。Googleの通常の検索と同じように指定できるということだ。

“site:friendfeed.com”とかで絞りこみ可能ですよ。
“-site:twitter.com”でツイッター除外とかもできます。
“site:twitter.com/UserID/”で特定の人に絞ることも可能です。
ただ、キーワードによっては検索結果0の場合もありますが。

使い方は、例えばfriendfeed.com内の「Google」というキーワードが含まれるものだけ表示したい場合。
「site:friendfeed.com Google」
と入力すれば、friendfeed.com内だけで「Google」というキーワードを含む検索が可能になる。
Twitterを除外したい場合は「-site:twitter.com Google」と入力すれば「twitter.com」を除外した、「Google」というキーワードを含む結果を見る事ができる。(ちなみに、「-site:twitter.com」だけを入力しても結果は表示されなかった。「キーワード」+「-site:twitter.com」で検索する必要があるようだ。)
これからどんどん改良が加えられると思うが、現状でかなり使える検索サービスであると思う。皆さんも是非使ってみてはいかがだろうか。
下記リンクから利用するか、通常のGoogleの検索結果画面の左側にある「もっと見る>アップデート」を選択しても利用できる。
Google リアルタイム検索

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Author
Web制作会社にデザイナー、ディレクターとして従事後、フリーを経て、現在は株式会社プレイドに所属。