日本時間5月8日の午前2時に行われたWWDCの基調講演はiPhoneメインどころか、iPhoneの話題だけで終了した。
正式名称はiPhone 4。日本での発売は6月24日。予約は6月15日に開始する。
なんと最初に発売される5カ国に日本が選ばれた。
また、新しいiPhone OSとなるiOS4は6月21日にiPhone3GS、3G、iPod Touch(第1世代を除く)にて無料でアップグレードができる。
(ただし、iPhone 3GS以外はフル機能ではない)
新しいiPhoneの特徴を紹介
ある程度情報はあったものの、改めて発表されるとかなりのグレードアップぶりで、他の追随をゆるさない出来栄えだ。
注目のデザイン
デザインは、先日GIZMODOによってリークされたものと同一。ただし、黒と白の2カラーが用意された。iPhone 3GSより24%薄い9.3mm。
全面と背面のガラスはかなりの強度らしい。
美しくなったディスプレイ
ディスプレイサイズは3.5インチと3GSと同サイズのままとなったが、iPhone3GSの4倍の解像度をRetinaディスプレイにより実現した。
その美しさをかなりの時間を割いて説明していたので、相当な自信なのだろう。
- 3.5インチ(対角)ワイドスクリーンマルチタッチディスプレイ
- 960×640ピクセル 解像度326ppi
- 800:1コントラスト比(標準)
- 耐指紋性撥油コーティング(両面)
2つのカメラが搭載+ビデオ通話機能「FaceTIme」搭載+HDビデオ撮影
フロントカメラが追加され、iPhone 4には2つのカメラが搭載された。
カメラはボタン1つで表示を切り替えることが可能になるとのこと。
カメラの機能は以下の通り。
- 5Mピクセルカメラ
- 5倍デジタルズーム機能
- HDビデオ(720p HD 最大30fps)
- LEDフラッシュ搭載
- ビデオ通話「FaceTIme」(2010年中はWiFiのみで使用可能)
さらにiMovie for iPhoneが登場し、iPhoneだけで動画編集が可能になる。
ビデオ通話は2010年中はWiFiのみに絞られるが、2011年以降は未定とのこと。
バッテリー性能が40%向上
バッテリーのサイズが大きくなり、バッテリーが3GSに比べて40%向上したとのこと。
- 通話時間:3Gで最大7時間 連続待受時間:最大300時間
- インターネット利用:3Gで最大6時間 Wi-Fiで最大9時間
- ビデオ再生:最大10時間
- オーディオ再生:最大40時間
iBooks
- iPhoneに対応
- 新バージョンでPDFに対応。(iBooksとは異なる書庫に格納)
- ノート機能を追加
- 一冊買えば iPad、iPhone、iPod touchにダウンロード可。追加費用は不要
- さらにブックマークや注釈も同期可能
その他
- 端末の回転速度を計測できる「3軸ジャイロスコープ」を新たに搭載
- Safariの検索はGoogleとBingが選べるように
- 今回は純正ケースを用意(グレー、ピンク、オレンジ、黄緑、水色)
USTREAMは中継が乱立したためか、途中後から参加するユーザーは閲覧不能に
日本でも多くの実況中継が企画され、UST配信されたわけだがWWDCが始まって1時間もしないうちに、閲覧中のユーザー以外がアクセスできない状態が続いた。
iPhone OS 4.0の実況中継で2500人の同時視聴者を呼びこんだ、中学生iPhoneアプリ開発者の@tehutehuapple の番組にこの日は最も多くの視聴者が訪れ、最高時で7000人を超える同時視聴者数だった。しかしUSTREAMの不調により、一気に5000人に減ってしまうような不安定な状態となった。
基調講演の中でiPad発売時のApple Store銀座が報道された様子を紹介する一幕もあった。
iPhone 4はかなりのフルスペックを搭載した感があり、iPhoneがさらに手放せないものになりそうだ。
私はいまだに3Gを利用している為、本当にこの日を待ち望んでいた。ちょうど2年が経過するのですかさずゲットしたいと思う。
iPhone 4 (アップル公式)
当日のKeynoteの動画はこちらで見れます。
http://events.apple.com.edgesuite.net/1006ad9g4hjk/event/index.html