今回からスタートする「志す人」。
このコーナーでは、「ソーシャルメディア」×「社会貢献活動」を実践されている方を取りあげていき、社会的意義のある活動や、ソーシャルメディアの可能性を皆様にお伝えすることを目的として連載にてお送りする。
記念すべき、第1回のゲストは天川祐太朗さん。
天川さんは、大学3年生の学生さん。
彼との出会いは私がフォローしている人がRTしたこんなツイートだった。
【RT願】3/14に大学生100人で渋谷でごみ拾いします! もちろん社会人の方、高校生、何でも来い!笑 ↓前回のイベント♪http://bit.ly/co6Vs8 興味ある方はreplyくださいな! ☆ごみ拾いは夢拾い★
「100人集めて、渋谷でごみ拾い」これまた興味深い活動をしている人をTwitterで発見してしまったと思い、すかさず話しかけてみたところ今回の取材に快く応じてくれた。
渋谷で100人を集めるごみ拾いイベント
この活動は「GREEN TOP」という学生団体が主催するもので、『自己成長できるフィールドの提供』を理念とし、 2009年2月から活動を続けているとのこと。
天川さんは高校の頃のサッカー部の仲間に誘われたことをきっかけに参加することになったそうで、活動を開始してから、すでに1年近く毎週のように渋谷のごみ拾いを続けているとのこと。
なぜそんなに続けられたのかを聞いてみたところ、次のような答えが返ってきた。
「人と知り合えて楽しいし、家を出るために予定をいれたくて(笑)」
確かにそれは動機の一つとしてあるだろう。しかし、1年もごみ拾いを続けるということは並大抵のことではない。
理想とするところ
少しやりとりしているとこんなことを言ってくれた。
- ごみ拾いで渋谷がきれいになることで、ごみを捨てにくい環境を作るのが理想
- 他の学生が何かの活動のきっかけになったり、活動する学生が増えていくような刺激になればいい
- また、学生がやりたいと思ったときに、やれる環境があればいいと思う
やはりいろいろ考えていることはあるようだ。
ただ、1年活動を続けてもやはり渋谷には、あいかわらずごみがたくさん落ちているという現実はあるようだ。こういった活動をしている人がいることで、ごみを捨てることをためらう人が増えてくれることを切に願う。
Twitterは人に伝わるスピードが速い
今回Twitterを活用したことと、その他ソーシャルメディアのことについて聞いてみた。
まずどんな特徴があると感じているか。
- 大学生はやはりmixiが中心
- mixiは伝達のスピードが遅い、それに比べてTwitterは伝達のスピードが速い
いまのところ、Twitterの反応は社会人が多いが、RTは結構していただいているとのこと。
Twitterは30代~40代が多く、大学生は少ないという調査結果もあることから、Twitterのマーケット通りの結果ともいえるが、関心を寄せるのが社会人に多いという事実もあるのではないだろうか。
「1年も続けているだけあって告知には慣れてたが、いつも苦労するのが人集め」という事実もあるようで、「いままではmixiやブログを使って人集めをしていたが、今回Twitterの伝播性に目をつけ始めて利用してみた」とのこと。
Twitterをしながら人格を形成する
Twitterに関してどう感じているかを聞いてみた。
- ブログ>mixi>twitterという順に発信する量が下がっていき、それに比例して敷居が下がっていく効果がある
- Twitterは個人がすごく現れると思う。発言が個人にすごく紐付いている
- 人に伝わりやすい
- Tiwtterをしながら、人格を形成している部分があるのではないか
- 面白いことをやろうとしている人ほどやっている気がしている
また、天川さんは自分が本当にやりたいことを模索中とのことだが、パーソナルブランディングにも興味を持っていて、今後もTwitterなどを活用していきたいと語ってくれた。
また、「今後は、自分も人も関わっていて楽しくなるようなことをやっていきたい」とのことで、イベントの企画などができればとのことだった。
とても謙虚で好青年な彼に、是非「本当にやりたいこと」が見つかることを願う。
天川さんのTwitterアカウントはこちら
http://twitter.com/amagawawaw
3/14に渋谷で100人を集めてごみ拾いのイベントを開催。是非皆さんも!
3月14日は私も参加させていただいて、皆さんと共にごみ拾いをしながらお話を聞いてきたいと思っている。皆さんも是非参加してみてはいかがだろうか。
興味を持った方は、下記の告知ページもしくは天川さんにTwitterで連絡していただければと思う。
ちなみにこのGREEN TOPという学生団体はごみ拾いだけではなく、落書きを消したり、植え込みをきれいにするなどの活動も予定しているとのこと。
所属する大学もみんなばらばらで、学生は8~9割程度とのこと。
「活動していてうれしかったことは?」という問いに
「以前参加してくれた人が、しばらくしてから再度参加してくれたときはうれしい。もちらん毎回参加してくる人も!」という回答。
告知ページに案内が書かれています
http://ameblo.jp/green-top/entry-10475600325.html
前回の活動報告
http://ameblo.jp/green-top/entry-10405815206.html