都知事選の高齢化は都民自らが産み出したもの ー 若者であるほど投票するべき理由

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2月9日、今日は東京都知事選の投票日だ。すでに投票に行った方も多いと思うが、12時30分現在の推定投票率は7.29%で、前回同時刻を10%以上下回る数値となっているようだ。
今回の都知事選は候補者が高齢であることで話題になった。平均年齢は約67歳であり、最も若い家入一真氏が35歳、その次に若い中川智晴氏は55歳といった形だ。
この状況を冷笑して「投票してもしょうがない」といったあきらめの感情を抱いている人も少なくないようだ。
しかし、良く考えてみれば、この現状を作り出したのは、投票率が低い若者が原因であるとは考えられないだろうか。
下記は2012年12月に行われた前回の都知事選の年代別の投票率を表したグラフだが、前回は20代が46.5%、30代が55%、40代が63.6%、50代が70.3%、60代が75.4%、70歳以上が67.6%といった結果だった。

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年代が高まるほどに、投票率が高くなる傾向にあることは一目瞭然だが、実際の年代ごとの投票数で見ると、その差はさらに大きなものとなる。
2014年1月の東京都の年齢別の日本人の人口を元に、上記の投票率で投票する人数を年代別に表すと以下のようになる。

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年齢別に投票者数を表すと、20代は23万人、30代は57万人、40代は65万人、50代は51万人、60代は61万人、70歳以上は134万人という数字となり、人口がそもそも多い高齢者の投票率が高いがゆえに、若い層との大きな差が広がってしまっていることがわかる。
この状況であれば、候補者が高齢になり、政策も高齢者向けのものに傾くのは当然の流れと言えるのではないだろうか。
今回のことだけでなく、次回の都知事選のことを考えれば、若い層の投票率が少しでも伸びることで、若い候補者や、若い層に向けた政策が語られるようになる状況を自分たちで作り出さなくてはならない。
この状況で損をするのは若者である。一人でも多くの人が投票所に向かうべきではないだろうか。
投票は一部の地域を除いて午後8時まで行われる。選挙権がある人であれば、投票券がなくても投票所で氏名などを答えれば投票用紙をもらえるので、手元にない人でも是非行って欲しい。
下記のような政策の考え方が近い候補者をチェックできるサイトもあるので、参考にしてみてはいかがだろうか。


毎日新聞ボートマッチ「えらぼーと」
http://vote.mainichi.jp/2014tochijisen/
参考
住民基本台帳による東京都の世帯と人口 平成25年1月(PDF/東京都の統計)
年代別投票行動調査結果(東京都選挙管理委員会)

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Author
Web制作会社にデザイナー、ディレクターとして従事後、フリーを経て、現在は株式会社プレイドに所属。