Google Glassが絶対に流行らないたった1つの理由

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Google Glassが着々と準備を進めている。12月17日に今年最後のアップデートを行い、今週にもGoogle Glassと連携するiPhoneアプリ「MyGlass」がリリース予定とのことだ。
Google Glass、今年最後のアップデート – ウインク撮影やロック機能追加(マイナビ)
Google Glassはガジェット好きとしてはわくわくせずにはいられないプロダクトだが、どうしてもクリアできない課題が存在するのではないかと思う。

googleglass

どうしてもクリアできない課題、それは盗撮問題である。これはGoogle Glassが発表された当初から言われていることだが、どうもこの問題に関しては目をつむったまま進められているように思えてならない。


波紋を呼ぶ「Google Glass」、使用を禁止する動きが米国で相次ぐ(IT pro)
Google Glassを付けている状態、それはすなわち撮影がいつでもできる状態であることを意味する。この事実はどうしても避けられない。しかも、いつ撮影しているかわからない。そんなシロモノが果たして公共の空間で使用できるのだろうか。
この件に関しては「撮影中であることを示すライト」などで対策されるだろうが、恐らく簡単にそれを隠すことができてしまうレベルにしかならず、着用自体を規制されてしまうとしか思えないのだ。
日本では特に駄目だろう。例えば、エスカレーターをGoogle Glassをつけたまま利用できるだろうか。スマートフォンをかざしただけで疑われる状態の中、Google Glassをつけた日にはすぐに職務質問を受けかねない。
先日のアップデートでウィンクによる撮影を可能にしたようだが、日本で利用する場合はおそらくシャッター音が必須になるだろう。そうなると、ウィンクするたびにカシャッとなってしまい使えたもんじゃない。
Google Glassが発表された際に公開された動画なんて、ほんとに楽しそうなんだが、規制によって使える場所がかなり限られてしまう疑念がどうしても晴れない。皆さんはこのあたりどう考えているのだろうか。


Google Glass
http://www.google.com/glass/start/

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Author
Web制作会社にデザイナー、ディレクターとして従事後、フリーを経て、現在は株式会社プレイドに所属。