ソフトバンクは本社オフィスで緊急に開催した記者会見でiPhone4Sの料金プランを発表した。記者会見はスティーブ・ジョブズへの追悼ムービーからはじまり、孫社長がスティーブ・ジョブズとの思い出などを語った。料金プランはデータ通信料が月額4,410円と現行と変わらず、端末代もKDDIとほぼ同様の価格設定となった。iPhoneユーザー向けのお得なキャンペーンも発表した。
7日16時より、ソフトバンクショップや家電量販店にて予約受付を開始する。
iPhone端末は16GBモデルが0円、32GBモデルが月480円(11520円)、64GBモデルが月880円(21120円) で提供される。
32GBモデルは月あたり50円、64GBは月あたり20円ソフトバンクの方が高いが、このことに関してソフトバンクは、データ定額の通信料がKDDIより570円安いことを総合すると「我々のほうが安い」と強調した。
また、auとの通信方式の違いを説明し、ソフトバンクはW-CDMA採用で下り最大14.4Mbpsに対して、auはCDMA2000採用で下り最大3.1Mbpsであることを紹介し、auのCDMAは通話とデータ通信が同時にできない問題があることを指摘し「地図を見ながら電話ができない」などのデメリットを説明した。
電波状況が他社よりも劣っている点に関しては、900MHz帯を獲得することができれば、必ず他社よりも優れた環境にすることを宣言した。
iPhoneユーザー向けの2つのキャンペーン
また、iPhoneユーザーに対し「アレ、コレ、ソレ、キャンペーン」を開始する。
キャンペーンは2種類用意されており、1つ目はソフトバンクのiPhoneを利用するすべてのユーザーを対象にしたもので、iPad2を月100MBの通信までを無料で利用できるプランだ。100MBを超えた場合は上限が月額4,980円となる。
100MBは少ない印象があるが、主に自宅でWi-FIを使ってたまに外で通信するような利用方法を想定すれば、0円で利用できるプランといえそうだ。
分割支払金(端末代金)は別途月々1,860円が必要となる。月月割で月-1,860円が適用されるが、分割支払金は対象外になる。(通信費が発生した場合に月月割が適用される形)
(※当初端末代金が月月割で実質0円となると紹介しましたが誤りでした)
もうひとつは現在3G/3GSを契約中で割賦残債がある場合に、iPhone4/4Sのいずれかに機種変更することで、割賦残債相当額を毎月キャッシュバックする「 実質無償機種変更キャンペーン」をスタートする。iPhone4のユーザーは対象とならない。
上記キャンペーンはいずれも11月30日までのものとなる。
キャンペーンはiPad2による契約数の増加と、割賦残債が少ない3GSのユーザーの囲い込みが狙いとして見られる。iPhoneへの想いを強調した孫社長だが、果たしてユーザーはどのような反応をみせるだろうか。
キャンペーンページ