2chまとめブログの台頭は日本のメディアへの警音か

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ここのところはてぶやTwitterで人気記事をチェックしていると、かなりの確立で2chまとめブログにヒットする。2chまとめログというのは、2chで話題になっているスレッドの中で良い投稿だけをピックアップしたものを転載して、1つの記事にまとめたものだ。コピペブログと揶揄されることもある。
この2chまとめブログの台頭はユーザーからの既存メディアへの警音の意味合いを持つのではないだろうか。

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ここ1、2年で、本当にメディアの状況が様変わりしたように思う。情報の流れを変えた中心にあるのはTwitterだ。Twitterによって話題になりやすいものの基準が変わっている。
最近では、全く無名の人でも犯罪行為をTwitterで投稿したら、たちまち炎上して有名になってしまうということも度々起こっており、いいモノも悪いモノも拡散される世の中になった。
最近では、話題になるときに中心にあるのが2chまとめブログと言ってもいいだろう。2chまとめブログは拡散される際の起点になっていることが多い。
なぜここまで、2chまとめブログが支持されるのかを考えたときに、「人の意見を聞いてから自分の意見をいいたい」という日本人の習性を捉えたものなのだろうなぁと普段から考えていた。
そんな中で、日本のウェブメディアの現状を憂う記事が話題を集めている。


日本のウェブメディアは二度死ぬ:やまもといちろうBLOG
この記事を読みながら考えを巡らせてみると、一つの答えに行き当たった。

ユーザーはいま本音を聞きたい

なんだかフジテレビの韓流騒ぎがこのことを象徴しているように思うのだが、ユーザーはいま「物事のほんとのところ」を知りたくて、本音に飢えているのではないだろうか。
流行ってもいないものを流行っているように演出し、いい商品でもないものを褒め称える。そんなメディアの姿にユーザーは呆れ返っているのかもしれない。
この手の話は大なり小なりどんなメディアだって当てはまる話で、ブログメディアだって例外でないが、そんな中で2chまとめブログにはよくも悪くも本音が集まっているメディアとして地位を確立しているのではないだろうか。
最近では、大手メディアの間違や嘘が2chで指摘されたり、調査不足の記事や膨大記事が笑いものにされていたりする。すべてが正しいわけではないが、2chまとめブログの方が物事のほんとのところを知れると思われているのではないだろうか。
視聴者はいま、メディアに踊らされることを嫌っており、メディアが報じることを鵜呑みにできなくなってきているのではないか。メディアの嘘には本当に敏感になっている。
当たり障りのない建前のような意見が多いというところも要因として大きいのだろう。

これからメディアが考えるべきこと

大手メディアは、その収益構造から利害関係があるのは仕方がないことで、そんな中で本音を語れなんてことは無理な話だとは思うが、やはり訳の分からないデータを持ってきて無理やり流行を演出したり、特定のサービスや製品にとって有利な環境を作り上げるのはやめるべきだろう。
大手メディアはいまも影響力は圧倒的だが、永遠ではないと考えるべきだ。
ブログメディアは、「へんなしがらみを作って、言いたいことを言えない世の中にしないように気をつけましょう」というところだろうか。つまらない製品やサービスを面白いように振る舞うのは避けたいところだ。
いまメディアは信頼を失いつつある。このまま信頼を失わないために改めるべきところは改めるべきではないだろうか。
写真:stuartpilbrow on Flickr

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Author
Web制作会社にデザイナー、ディレクターとして従事後、フリーを経て、現在は株式会社プレイドに所属。